Maison Lou Dumont Bourgogne Passe-tout-Grains 2003
セパージュ: ピノ・ノワール80%+ガメイ20%
産地・格付etc: ブルゴーニュ地方ニュイ・サン・ジョルジュ AOCブルゴーニュ・パストゥグラン
扱い・価格: (有)ヌーヴェル・セレクション/2,300円
メゾン・ルー・デュモンは日本人の(このラベル見りゃ分かるか(爆))仲田晃司さんが代表をしているジュヴレ・シャンベルタンにあるネゴシアン。ACニュイ・サン・ジョルジュの区画で造られたピノ・ノワール80%+樹齢50年以上のヴィエーニュ・ヴィーニュなガメイ20%のセパージュとの事で、いわゆるACブルゴーニュの下っぽい雰囲気のパストゥグランとは一線を画す感じです(汗)
収穫量も低く抑えてあり、ベルトミュー社製とセガン・モロー社製の新樽を15%、モメサンのクロ・ド・タールの古樽を55%使用して16ヶ月間樽熟成し無清澄、ノンフィルターで瓶詰めと贅沢な作りです。
色はパストゥグランらしく薄めの赤紫系で少しだけ熟成の色味が感じられます。香りはフレッシュな感じで、グラスに注いですぐは、メイプルシロップのようなニュアンスが混じった甘い香りがします。少ししてスワリングすると、なんとリンゴとか柑橘っぽい雰囲気の香りがグングン出てきて、美味しいシャルドネみたいな感じもある。舌触りではほとんど分からないけど、グラスの縁を見ると若干微発泡なのが分かる。さすが無清浄+ノンフィルだなぁ。
味は、この色からは想像できないくらいしっかりしてて、今まで飲んだACブルゴーニュのどれよりも美味しいような気がする(汗) 華やかというよりは、どっしりとした満足感のある味わい。酸味も綺麗だし、タンニン感もしっかりしてる。まだ置いておいても全然大丈夫だよ、きっと。